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報告書

緩衝材の熱的変質機構の解明

渡辺 隆*

PNC TJ1626 96-001, 156 Pages, 1996/03

PNC-TJ1626-96-001.pdf:2.96MB

緩衝材の主成分であるスメクタイトの熱変質プロセスを議論した。スメクタイトの層間陽イオン(Ca/Na)と置換型(四面体/八面体)の分布構造の解析結果、スメクタイト粒子内でSegregation typeの混合層構造をとることがわかった。層間における水分子層の形成モデルの検討により、層間水分子の構造は二つのタイプ(Coordineted water,Free water)であることがわかった。また、天然条件下でのイライト化プロセスにおける物理化学的条件を検討する際、反応速度に影響を与える因子として温度がもっとも重要であり、母岩による影響は小さいことがわかった。さらに熱水条件下におけるスメクタイトのイライト化の実験から、イライト化にはCaのような高い水和エネルギーをもつ元素濃度より、K濃度が重要であることが分かった。以上のことから、スメクタイトは層間でKイオンを吸着、凝集する能力や、初期的に層間陽イオン(Ca/Na)や置換型などの不均一性を粒子中に持っており、これらの不均一性は、熱などの刺激でイライト化変換が起こることが推定される。

報告書

火山ガラス及びベントナイトの長期変質挙動に関する調査研究(9)(文献集)

not registered

PNC TJ1308 96-002, 154 Pages, 1996/03

PNC-TJ1308-96-002.pdf:6.88MB

本文献集は、報告書の巻末に示した参考文献のうち特に報告書の論旨に影響するものを収録したものである。なお、参考文献リストに記載され本文献集に収録していないものは、1989年度の報告書「火山ガラス及びベントナイトの長期変質挙動に関するナチュラルアナログ研究(I)」(PNC SJ4308 89-001)、1990年度の報告書「火山ガラス及びベントナイトの長期変質挙動に関する調査」(PNC SJ-4308 90-001)、1991年度の報告書「火山ガラス及びベントナイトの長期変質挙動に関する調査」(PNC SJ-1308 92-001)、1992年度の報告書「火山ガラス及びベントナイトの長期変質挙動に関する調査」(PNC SJ-1308 93-001)、1993年度の報告書「火山ガラス及びベントナイトの長期変質挙動に関する調査研究(VII)」(PNC SJ-1308 94-001)そして1994年度の報告書「火山ガラス及びベントナイトの長期変質挙動に関する調査研究(VII)」(PNC SJ-1308 95-002)の文献集を参照されたい。

報告書

火山ガラス及びベントナイトの長期変質挙動に関する調査研究(7)(成果概要)

二口 克人*; 桜本 勇治*

PNC TJ1308 94-001, 37 Pages, 1994/02

PNC-TJ1308-94-001.pdf:1.55MB

高レベル放射性廃棄物の地層処分に係わるナチュラル・アナログ研究の一環として、火山ガラス及びベントナイトの変質性状に関する調査を実施した。火山ガラスについては、287年前に噴出した富士宝永スコリアガラス、10数万年前に噴出した伊豆高塚山スコリア、房総半島茂原ガス田に分布する鮮新世から前期更新世の地層に狭在するスコリア、そして兵庫県神鍋山火山のスコリアを対象に年代、スコリアガラスの変質、そして変質に関与した地下水の水質について調査した。高塚山では、火山弾を用いてK-Ar法による年代測定を試みたが、アルゴンの同位体比が大気に近いため年代値は得られなかった。房総半島茂原ガス田に分布する鮮新世から前期更新世の地層に狭在するスコリアの変質をボーリング・コアを用いて顕微鏡観察を行ったところ、一部の試料を除き、未変質のまま保存されていることが判明した。神鍋山火山起源のスコリアの変質に関与した地下水の水質は、Na-Cl型(溶存成分量0.43$$sim$$2.51meq/l)であった。ベントナイトについては、新潟県村上市の粘土鉱床を対象として、粘土及び凝灰岩の化学特性を分析・試験し、緩衝材に対する類似性を調査した。また、山形県鶴岡地域の酸性白土鉱床及び島根県大田市北部地域のベントナイト鉱床について現地調査及び分析を行った。村上鉱床及びその周辺に認められる変質帯を、変質鉱物組合せとその分布、産状を考慮して、次のように分帯した。I.パイロフィライト帯(I帯)II.セリサイト帯(II帯)III.高結晶度のモンモリロナイト帯(III帯)IV.セリサイト/モンモリロナイト混合層帯(IV帯)V.低結晶度のモンモリロナイト帯(V帯)このうちのIV帯からV帯は黒雲母流紋岩体の貫入による熱変質により、I帯からIII帯までは熱水の活動により生成されたと推定された。これらの地質現象は、後期中新世後期(約5.5$$sim$$6.1Ma.)に、次に示す順に進行したと考えられる。1.白色流紋岩の活動とそれに伴う凝灰岩の堆積2.黒雲母流紋岩体の貫入3.黒雲母流紋岩体の熱変質によるIV帯及びV帯の形成4.黒雲母流紋岩体に沿った熱水の上昇5.熱水によるI帯、II帯、III帯の形成 また、変質に関与した熱水は、変質鉱物及び変質岩の化学組成等から判断すると、酸性で200度C程度、Si、Al、Kに富む酸性火成活動末期のものであると推定される。山形

論文

タンパク質-親水性ビニルポリマー混合系を担体とする制癌剤の徐放化

浅野 雅春; 吉田 勝; 嘉悦 勲

高分子論文集, 39(5), p.333 - 338, 1982/00

 被引用回数:3 パーセンタイル:25.25(Polymer Science)

蛋白質-ビニルモノマー混合系を担体とする薬物との複合体を低温放射線重合法と熱変性処理法を組合わせることによって調製し、複合体からの薬物の放出性について検討した。系中に含まれる2-ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)を-78$$^{circ}$$Cで放射線重合させたのち、アルブミンを熱変性処理したとき、複合体からの塩酸ブレオマイシン(BLM)の放出速度は最も抑制された。この抑制効果は架橋ポリマーを共存させることにより、さらに有効であることがわかった。一方、放出試験を蛋白質分解酵素存在下で行なった場合、混合組成における仕込みHEMA濃度の増加に伴ない消化性は著しく低下したが、組成と消化性との間に加成性が成立しなかった。走査型電子顕微鏡観察、放出試験などの結果から、アルブミン単独系の担体にビニルモノマーを共存させることによって、BLMの放出性および複合体中に含まれるアルブミンの消化性を顕著に抑制できることが明らかになった。

論文

熱変性タンパク質を担体とする制癌剤の徐放化

浅野 雅春; 吉田 勝; 嘉悦 勲

高分子論文集, 39(5), p.327 - 332, 1982/00

 被引用回数:5 パーセンタイル:35.87(Polymer Science)

制癌剤を含む水溶液をアルブミン、ヘモグロビンのような蛋白質と混合し、適当な形状に成形後、熱変性処理を行うことによって蛋白質-制癌剤複合体を調製した。この複合体からの制癌剤の放出性と複合体の消化性の関係について検討した。制癌剤の放出速度は用いた蛋白質の種類のみならず、蛋白質の変性時における温度・時間、複合体作成時の水分含量および加圧条件に大きく依存することがわかった。この場合、牛血清由来のアルブミン結晶物を担体とした時が、制癌剤の放出が最も抑制された。一方、蛋白質分解酵素存在下で制癌剤の放出試験を行なった場合、経時的に複合体表面に多数の空孔構造が形成された。この空孔構造は熱処理した複合体の変性度の不均一性に依存するもので、変性度の低い部分から消化作用を受けていくと考えられる。この場合、制癌剤の放出速度は複合体の消化によって著しく増加した。溶出性(放出性)、酵素分解性(消化性)への$$gamma$$線照射効果も一部検討した。

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